記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
このジュネーブ第3日はフル活動だった。朝はアリアナ美術館、午前は美術歴史博物館、午後はサン・ピエール大聖堂。そして夜は郊外のレストランでの夕食会だけと思っていたが、バスで連れて行ってもらった先は郊外コロニーColognyのマルタン・ボドメール財団Fondation Martin Bodmer(Musee)。その前庭でアペリティーフを頂いた。そして館長の説明の後、学芸員の英語のガイドツアーで展示室を観て廻った。
マルタン・ボドメールMartin Bodmer(1899-1971)のコレクションは、約80言語で書かれた約16万点の書物を集めた人類の知の集大成ともいえる世界で最も重要なコレクションである。そして2003年10月にミュージアムがジュネーヴ郊外のコロニーに作られ、一般に公開されたのである。かつて芸術家や文学者が集まった由緒ある邸宅をそのままに、有名建築家マリオ・ボッタが地下に造りあげた近代的なミュージアム建築としても有名である。地下1階は、①から⑤のセクションに分けて展示してあった。主な展示物は以下のようである。 ①古代文明: 象形文字が描かれたエジプトのパピルス、メソポタミアの楔形文字が刻まれた石碑など ②ギリシャ・ローマ: ユウリピデスの悲劇、ホメロス、アレキサンドル大王、シーザー、アウグストゥスなど ③聖書とキリスト教文書: ボドメール・パピルス、エラスムスやルターの文書、グーテンベルグによる初版印刷聖書など ④中世とルネサンス: 中世の写本、トロイとテーベの物語、ニールベルンゲンの歌、ダンテ、ペトラルカ、ボッカチオ、トーマス・モア、モンテーニュなど ⑤東洋: ペルシャの書物、コーラン、仏教の巻物、日本の伊勢物語と源氏物語、古代中国の文書など 地下2階も⑥-⑩の5セクションに分かれていた。 ⑥古典文学: シェークスピア、セルバンテス、モリエールなどの初版本 ⑦近世文学: ヴォルテール、ジャン=ジャック・ルソー、ジドロー、カント、モーツアルト、フランス革命の人権宣言書、ゲーテなど ⑧科学: ヒポクラテス、アリストテレス、コロンブス、フランシス=ベーコン、デカルト、ダーウィン、フロイド、コペルニクス、ケプラー、ガリレオ、ニュートン、マリー=キューリー、アインシュタイン、パスカル、オイラー、アンブロワーズ=パレ、パストゥールなど ⑨ロマン主義: ナポレオン、シャトブリアン、グリム兄弟、ベートーベン、ハイネ、バルザック、ディッケンス、マルクス・エンゲルス、ヴィクトル=ユーゴ、ボードレール、トルストイ、フローベル、ドストエフスキーなど ⑩近代: ニーチェ、ゾラ、アポリネール、アンドレ=ブルトン、カフカ、ジェームス=ジョイス、マルセル=プルースト、フォークナー、ハックスレイ、ポール=ヴァレリー、トーマス・マンなど 感激して外に出たときには辺りはすっかり暗くなっていた。素晴らしい夜景である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2007-09-23 15:01
| 国外アート
|
ファン申請 |
||