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この展覧会のリストはカタログ番号順ではなく展示順となっているから、visitor-friendly である。例えば、リストでは、96-1-2-9-11-16-4-3・・・となっており、展示もそのようになっている。これはBUNKAMURAのヒット。 以下、章別にお気に入りをあげていく。 第1章 宗教・神話・寓意 まずベッリーニの《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》↓から始まる。背景に幕のある変わった構図だが、最近修復されたそうで、美しい色彩が戻ってきている。 第2章 統領のヴェネツィア 統領(ドージェ)の大きな肖像画は、豊かな緋色や黄金色で表されており、コルノと呼ばれる低い烏帽子のような帽子を被っている。ティエポロの《統領マルコ・コルナーロの肖像》では、コルノの上に学位の象徴であるイタチの毛皮を被っている。グアルディの《プチントーロの出航》は、ドージェ専用のガレー船「プチントーロ」が描かれ、海洋支配を記念して毎年行われている「海との結婚」の祭典の様子が描かれている。 第3章 都市の変貌 ティツィアーノの《ジャンバッティスタ・ラムージオの肖像》という板画が良かった。ロレンツォ・ロットの《犬を連れた男の肖像》はちょっと暗いが、十字架(信仰)・花(貞節)・犬(忠誠)などの象徴に守られた印象深い画だった。 ヴェドゥータ(都市景観画)に素晴らしいものが多かった。カナレットの《サン・ジョルジョ・マッジョーレ島と税関》↓や《パーリア橋からの眺め、埠頭とパラツィオ・ドッカーレ》がベストで、思わず見とれてしまう。 このようにして、しばしの間「アドリア海の真珠」といわれる水の都ヴェネツィアの全盛期を楽しむことができた。イタリア絵画ファンには見逃せない展覧会である。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-09-03 21:16
| ルネサンス
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