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本日(2017/8/5)のラジオ深夜便の【人ありて、街は生き】で、元小学校教諭・中野恭子さんの「紙芝居で伝える青い目の人形の物語」を聴いた。
明日から1週間は、PCでその再放送を聞くことができるので、ここでは簡単なメモを残しておきたい。 詳細はWikipediaに記載されているが、「青い目の人形」(American Blue-eyed Dolls)は、1927年(昭和2年)に、アメリカ合衆国から日本に両国間の親善を目的として贈られた人形「友情人形」(Friendship Dolls)または「人形使節」(Ambassador Dolls)の通称である。 ちなみに、この「青い目の人形」は5年前の大正12年に作られた、野口雨情作詞・本居長世作曲の童謡「青い目の人形」とは無関係である。童謡の人形は歌詞にある通り「アメリカ生まれのセルロイド人形」だったのである。 12739体の「青い目の人形」は、それぞれパスポートを持って1927年1月18日に船便で日本の港に着いた後、1927年3月3日に東京の日本青年館や大阪の大阪市中央公会堂で歓迎式典が行われ、全国各地の幼稚園・小学校に配られた。この友情人形の「青い目の人形」は、童謡の「青い目の人形」を知っている女生徒たちから、大歓迎を受けたのである。 (↓左)青い目の人形:ローラ・マーガレット、鶴来図書館、白山市、石川県 (↓右)青い目の人形:ドロシー・エレナ、城南小学校校長室、大館市、秋田県、レプリカ:横浜人形の家、神奈川県 しかし、処分を忍びなく思った人々が人形を奉安殿備え付けの棚や天井裏、床下、物置、石炭小屋、教員の自宅などに隠し、戦後に発見された。 現存する人形は2016年5月現在、334体にすぎないが、日米親善と平和を語る資料として大切に保存されている。 今日のラジオ深夜便は、第二次世界大戦末期における「青い目の人形」の運命を紙芝居にして、現在の生徒たちに伝えている元小学校教諭の体験談であった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-08-05 23:20
| アート一般
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