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5月23日。風薫る好日だったので、車で五島美術館に出かけた。幸い駐車場はガラガラ。
まずは「近代の日本画展」から。 ・橋本雅邦筆《游鶴図》明治20年頃 対幅。 ・渡辺省亭筆《牡丹》明治33年 雪囲い牡丹。 ・大橋翠石筆《猛獅虎の図》昭和時代:左幅「月下虎図」は「虎の翠石」の名品。右幅「獅子図」も迫力がある。今回のマイ・セカンド・ベスト。虎の《蹲地待機之図》大橋翠石筆は、2013年に西宮市立大谷記念美術館で見た(こちら)。 ・小杉放菴筆《啄木》昭和時代 ・橋本関雪筆《藤に馬》大正2年 六曲一双屏風 今回のマイ・ベスト作品。 ・前田青邨筆《紅葉》昭和時代 ・川端龍子筆《冨貴盤》昭和21年 牡丹 ・川端龍子筆《筧音図》昭和31年 ・村上華岳筆《牡丹図》昭和時代 ・奥村土牛筆《木鼠》昭和時代 栗鼠 ・金島桂華筆《富有柿》昭和31年:同行の家内のベスト作品。 ・金島桂華筆《秋草》昭和時代 ・徳岡神泉筆《龍膽》昭和時代 リンドウ(竜胆) 次は、宇野雪村コレクションの「文房具ー硯・墨」 ・《端渓紫石蘭亭硯》清時代(↓右) ・羅小華作《九錫玄香墨》明時代(↓左) ・程君房作《赤水珠墨》明時代 さらに、宇野雪村コレクションの「文房清供」には、方盂魯作《玄龍煥墨》・硯・硯屏・水盂・筆管・筆筒・筆架・文鎮書鎮・詩箋が出ていた。 展示室2の「近現代の書」のお気に入りは下記。 ・大澤竹胎筆《いろは》昭和28-30年頃 ・森田竹華筆《いのちなき》昭和29年 石川啄木「一握の砂」より。 いのちなき 砂のかなしさよ さらさらと 握れば指の あひだより落つ風薫る五月の好日なので、庭に出て散策した。初夏の風が気持ちよかったので、思わず川上澄生の「初夏の風」を口ずさんだ。川上澄生美術館訪問記(2005年5月) かぜと なりたや はつなつのかぜと なりたや同行の家内は、以前ここでお茶会を何度か開いているので懐かしがっていた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2017-05-25 07:22
| 近代日本美術
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