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改修のため一時休館していた静嘉堂文庫美術館の再開記念展覧会。10月31日から開かれていたのだが、昨日(12月11日)になってやっと見に行くことができた。
展示室の前のロビーで、国宝の曜変天目と重文の油滴天目を拝見。天気が良かったせいか、自然光に輝く二つの建窯茶碗は見事だった。良いものは何度見ても良い。 以下、自分の「おきにいり作品」を、宗達・光琳・抱一と時代別に挙げていく。 1)宗達の時代 ここでは宗達の国宝《源氏物語関屋・澪標屏風》が今回の目玉である。 この時代の作品としては、寛永の三筆といわれる本阿弥光悦《草木摺絵新古今和歌巻》、松華堂昭乗《勅撰集和歌屏風》、近衛信尹《朗詠詩歌帖》のほか、「伊年」印《四季草花図屏風》が良かった。 野々村仁清の重文《色絵法螺貝香炉》や重文《色絵吉野山図茶壺》も素晴らしかった。 2)光琳の時代 光琳の作品としては、まずは《住之江蒔絵硯箱》。 その他に《鵜船図》や《立葵図》も出ていた。 3)抱一の時代 ここでは、なんといっても抱一の《波図屏風》である。 抱一関連の版本では、太田南畝が主宰する狂歌連50名の肖像を描いた「吾妻曲狂歌文庫」冒頭の山東京伝画《尻焼猿人》(しりやけのさるんど:抱一のこと)が面白かった。御簾越しに顔を隠す高貴な人物として描かれており、狂歌は「御簾ほどに なかば霞のかかる時 さくらや花の 王と見ゆらん」と読める。
by cardiacsurgery
| 2015-12-12 11:39
| 国内アート
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