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暑さが一段落していないので、地下鉄をフル活用してサントリー美術館で開かれている藤田美術館展の前期を見てきた。
(↑左)はチラシ表面、(↑右)はサントリー美術館の入口でフラッシュを焚いた写真である。光の当たり方で、茶碗の色合いが随分と変わる。 第1章 傳三郎と廃仏毀釈 藤田傳三郎は長州・萩の出身で元奇兵隊士。長州藩が払下げた大砲・小銃・砲弾・銃丸を大阪に運んで大儲けし、明治政府の中枢を長州藩の出身者で占めていたので、傳三郎は政商として、西南戦争の陸軍に被服、食糧、機械、軍靴を納入し、人夫の斡旋まで行って、多大の利益をあげた。傳三郎は、この資金で廃仏毀釈の影響を受けて困窮していた寺院から仏像や仏画を購入して、自分のコレクションとしたのである。 ・重文 快慶作《地蔵菩薩立像》(↓): 東大寺の重文 快慶作《地蔵菩薩立像》(↓↓)にくらべ、はるかに保存状態が良く、美麗である。 第2章 国風文化へのまなざし ・国宝《玄奘三蔵絵》鎌倉時代: 唐の僧 玄奘三蔵の一生を描いた全12巻の絵巻。かつて興福寺大乗院が所蔵し、門主交代の時のみ新門主が閲覧を許された絵巻。 ・《華厳五十五絵巻残闕》鎌倉時代: 《華厳五十五所絵巻》とは、善財童子の求法の旅を描いた絵巻。善財童子は、菩薩行を学び修するため、文殊菩薩の教えに従い、多くの善知識を求めて旅に出て、ついには普賢菩薩と同等の智慧を得るにいたったという物語。 第2章傳三郎と数奇文化 ・重文《大燈国師墨跡 偈語》鎌倉時代: 大徳寺の宗峰妙超が禿筆で書いた墨跡で、茶掛けとして珍重されている。 ・国宝《曜変天目茶碗》南宋時代: 国宝《曜変天目茶碗》は本邦に三碗あり、私自身は、静嘉堂文庫蔵の《曜変天目茶碗》すなわち《稲葉天目》(画像↓)だけは何回か見ているが、藤田美術館蔵のものは今回が最初であり、大徳寺龍光院のものは未だに見る機会を得ていない。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2015-08-16 10:33
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