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今週初めは慶事や弔事、週半ばは天候不良で、休止していた「美術散歩」を再開した。
「渋谷-(バス)-広尾・山種美術館-(バス)-恵比須・東京都写真美術館-(山手線)-東京駅・ステーションギャラリー内覧会-(丸ノ内線・半蔵門線)-渋谷」という回遊散歩である。 まずは、「クールな男とおしゃれな男 @山種美術館」。チラシ↓にお気に入り作品が並んでいる。 ・伊東深水《婦人像》(↑右上): 白い帽子、白のイヤリングとネックレス、白い襟・ピンクの花柄のワンピース、赤い口紅、赤い長手袋のモデルは女優の小暮美千代。漆塗りの机にその姿が映り、背後の金屏風まで机に映っているところがニクイ。 ・安田靭彦《出陣の舞》(↑左下): 何回も見ている私の「お気に入り」。桶狭間の戦を前にして、清州城で謡曲「敦盛」を舞う信長。「人間50年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如く也。一たび生をうけて、滅せぬもののあるべきか」という謡が聞こえてきそうである。片身変わりの着物のデザインはエッシャーを想起させる鳥。笹の扇子、梅紋のついた甲冑や台などまことに見事である。燭台の蝋燭の炎は描かれているが、その近傍は暗く、上部が朱隈で描かれていて、夜明けが近いことを示している。 ・上村松園《杜鵙を聴く》(↑右下): 画面に描かれていない鳥の声が女性の仕草から聴こえてきそうである。 ・伊東深水《吉野大夫》(↑右): 吉野大夫は、もと嶋原の遊女だったが、境の茶人・灰屋紹由の息・三郎兵衛(灰屋紹益)に落籍され、茶道に励んで、二畳台目の大丸窓の茶室を創案した。その茶室は高台寺に残存しており、三郎兵衛好みの鬼瓦の茶室と相対している。吉野大夫の愛用の間道縞は「吉野カントウ」と呼ばれ、茶入れの仕覆に使う名物裂となっている。 その他のお気に入りは以下のように多数。 ・前田青邨《三浦大介》: 再見。家中を頼朝の援軍に向かわせ、単身自城を守る高齢の三浦義明。 ・鈴木春信《梅の枝折り》: 有名な錦絵だが、今回初見。 ・鏑木清方《伽羅》: 香枕が描かれている。 ・北沢映月《ねゝと茶々》: 再見。 ・小倉遊亀《舞う(舞妓)》・《舞う(芸妓)》: 先斗町の舞妓と芸妓。 ・橋本明治《月庭》: 独特の濃い描線で囲まれた舞妓二人。 ・池田輝方《夕立》: 右隻に6人、左隻に2人が雨宿り。右隻の濡れた裾を絞る女性が面白い。 以上をサラリと見た。肩の凝らない展示で、一時間もあれば見て回れる。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2014-05-23 23:06
| 近代日本美術
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