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番組案内では「今回の番組では、名作の陰に埋もれがちな、一般にはあまりなじみのない作品に目を向けてみることにしました」となっており、どういうものが出てくるかという点に関心を持って見た。
実際には、以前に観たことを覚えているものもあったが、美術館を訪れても覚えていないものも多く、まったく未見のものもあった。 以下、登場順に簡単なコメントと共に小画像をアップしていく。 A ゴッホ ・ゴッホ《花魁》@ゴッホ美術館: 再見。英泉の浮世絵の模写。動植物は別な浮世絵。蛙・鶴は娼婦の暗示。 ・ゴッホ《馬鈴薯を食べる農婦》@ゴッホ美術館、クレラー・ミュラー美術館蔵の習作にくらべると手の表現を直していることが分かる。当時はこれでも評判が悪かったが、現在ではゴッホの代表作の一つとなっている。評論家とはあてにならない存在である。 B 印象派 ・セザンヌ《聖アントニウスの誘惑》@ビューレル・コレクション: 再見 ・ルノワール《泉による女》@大原美術館: 再見。満谷国四郎と安井曽太郎がカーニュの老ルノワールを訪れて制作を依頼。安井が大原に持ち帰る時、絵具が完全に乾いていなくて困ったという。 C ルネサンス ・ボッチチェリ《マニフィカトの聖母》@ウフィツィ美術館: 若い時に学んだ金細工の技術を応用し、マリアの冠や毛髪に金を使っている。 ・ラファエロ《インパナータの聖母》@パラティーナ美術館: インパナータとはガラス代用の布。色彩、陰影、構図が素晴らしく、均整がとれた人物は生きいきとしている。 ・バルトゥング・グリーン《キリストの降誕》@アルテ・ピナコテーク: こちらは夜の雰囲気。神々しい光がイエスの身体から発している。ロバ・牛・フクロウなどメルヘンチック。天使が羊飼いにキリスト降誕を告げている。 ・ブリューゲル《暗い日》@アルテ・ピナコテーク: 農村の四季を描いた画の一枚。これは2月。柳の木を切る男、ベルギー・ワッフルなど村の生活が細かく描かれている。雪をいただいた険しい山々や荒波にもまれる小舟など厳しい自然の中に生きる農民たちである。 D 近代絵画 ・シネェイ・メルシェパール《五月のピクニック》@ブタベスト美術館: 友人たちに背を向けているのが28歳の画家らしい。青春の光に満ちた画である。これは1873年に制作されたもので、第1回印象派展が開かれた1874年に先立っている。 ・レイセルベルヒ《マリア・ファン・レイセルベルヒの肖像》@ゲント美術館: ベルギー新印象派の点描画。 ・ハラルド・ソールベリー《北の花園》@オスロ国立美術館: 一輪一輪の雛菊を丹念に描いている。新ロマン派の画。 彼が1891年にパリで描いていた《ラファイエット通り》のバルコニーの斜めの線は《叫び》の斜めの線を先取りしたもので、遠近感と不安感を感じさせている。 家族を失った後に描かれた1893年の《絶望》にもこの斜めの線が使われている。ただし人物は横向きである。 さらに1894年の《不安》も同一構図であるが、こちら向きの人物は集団で幽霊の行進のように見える。仮面の内側に人々の苦しみの感情を封じ込んであり、自分自身の感情を社会全体の感情に拡張している。 ・ドニ《四月》@クレラー・ミュラー美術館: とてつもない明るさ。 ・ド・ヌンク《夜の公園》@クレラー・ミュラー美術館: 子供時代の夢を描いた幻想的・退廃的な画。 それなりに楽しめた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2013-03-21 13:02
| 国外アート
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