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今回の展覧会(記事はその1・その2)には楊州周延の「東錦昼夜競」50点が全点揃って出ている他に、月岡芳年の「月百姿」の中から30点が出ていた。
展示リストはこちらであるが、「東錦昼夜競」は、①幽霊・妖怪譚、②美女、③勇婦、④武将、⑤伝説・故事に分類され、「月百姿」は、①幽霊・妖怪譚、②武将・英雄、③美女、④伝説・故事に分けて展示されていた。 この中で、東錦昼夜競の伝説・故事のセクションには、東錦昼夜競と月百姿の同じ題材を扱った絵が4対並べて展観されていた。 以下、この2つのシリーズにおける同一あるいは類似テーマの絵を対作品として比較していくが、「東錦昼夜競」の番号には目次番号にAを付け、「月百姿」の番号としては”Museum of International Folk Art”のデーベース番号にTを付けて区別する。 Ⅰ.《A-8: 室の津遊女 本図》 vs 《T-97: いつくしまの月 室遊女》 Ⅱ.《A-11:足柄山金時 本図》 vs 《T-37:金時山の月》 Ⅲ.《A-32:伊賀の局 本図》 vs 《T-27:吉野山夜半月 伊賀局》 Ⅳ.《A-36:牛若丸》 vs 《T-56:五条橋の月》 同じ題材で、今回両者が出展されていたが、なぜか並んで展示されていなかったものは、以下。 Ⅴ.《A-3:小野小町 上図》 vs 《T-10:卒塔婆の月》 Ⅵ.《A-6:浅茅ヶ原 本図》 vs 《T-87:孤家月》 Ⅶ.《A-20:更級姫 上図》 vs 《T-42:信仰の三日月 幸盛》 今回出ていなかった「月百姿」で、「東錦昼夜競」と対応した題材を扱っていると考えられるものとしては、以下のものがあげられる。 Ⅷ.《A-38:吉備大臣 上図》 vs 《T-45:あまのはらふりさけみれば 春日なる三笠の山に出でし月かも 安倍仲麻呂》 Ⅸ.《A-39:大磯虎 上図》 vs 《T-47:雨後の山月 時致》 Ⅹ.《A-48:菅原道真卿》 vs 《T-29:月輝如晴雪梅花似照星可憐金鏡転庭上玉房香 菅原道真》 Ⅺ.《A-49:坂ノ上田村麻呂》 vs 《T-54:音羽山 月 田村明神》 以上を集計すると、「東錦昼夜競 vs 月百姿」 対決は、2:8(引き分け1)で「月百姿」の勝ち。もちろんこれは、「とら」の個人的な好みである。 ちなみに、自家製の「月百姿一覧表」はこちら。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-12-09 16:02
| 浮世絵
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