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051
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを ・北斎のつぶやき: 藤原実方朝臣さん、「さしも草」なんて平成の人間にはわからないかも。 ・藤原実方朝臣、時空を超えて、答えて曰く: そうですか。教育程度がだんだん低下してるのですね。 ・北斎の解説: 「さしも草」ってぇのは、お灸のモグサの原料のヨモギのことですよ。↓の看板に描いておきましたよ。 ・とらの回答: 晒しヨモギを買付に来た商人の一人が、奥の女性に色目を使っているところでしょう。歌の意味としては百人一首と同じですね。それから、母親のほうが、お盆に載せてるのは、お茶とヨモギ餅じゃないかな。 ・北斎の反応: まあ、このぐらいのことは平成の者どもでもわかるわな。では、最後のクエスチョン。↓の幟のアナウメだよ。 052 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな ・藤原道信朝臣曰く: 夜が明け、また日が暮れてあなたに逢えるとは分かっているのですが、それでもなお恨めしい夜明けです。 ・北斎のつぶやき: 夜が明けて、吉原から急いで自分の仕事に戻っていく大勢の「お店もの」を描いたのだが、平成の人間に分かるかな。 ・とらのつぶやき: 赤線を知ってる75歳以上の男には分かりますよ。でも、本歌の「朝ぼらけ」を眺める余裕のある男は、↓左に描かれたスペアの駕籠かき一人だけですね。江戸時代の「お店もの」も結構時間に厳しいってことも描いたのでしょう。 嘆きつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる ・画の中の手燭を持った女性↓曰く: 酔っぱらって、庭で寝てないかしら。 054 忘れじの ゆくすえまでは かたければ 今日を限りの 命ともがな 儀同三司母 055 滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ ・北斎のつぶやき: 江戸の庶民は将来の名声よりも、今の享楽。ほれ、滝の眺めを肴に一杯↓。それ、滝の音と姐さんの三味線の合奏↓↓。 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな ・召使女曰く: 確かに受け取りました。これをお渡しして、返書をいただいてまいりますから、少々お待ちください。 057 めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな ・北斎のつぶやき: 「とら」さん、なかなかいい線いってるよ。 058 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 大弐三位 059 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな ・北斎のつぶやき: こんなに明るければ、期待するようなロマンチックなことなど起こるはずもありませんよ。寝るのが正解。 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 ©美術散歩 管理人 とら リンク [001-010], [011-020], [021-030], [031-040], [041-050], [051-060], [061-070], [071-080], [081-090], [091-100]
by cardiacsurgery
| 2012-05-14 23:33
| 浮世絵
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