記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
021
今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな ・慰める老婆曰く: 女ってそういうもの。信じたあなたが悪いのよ。 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ ・強風に裾を押える女性曰く: 嵐の語源なんかどうでもいいから、このスケベな風どうにかしてよ。 ・近くの男曰く: もっと強く吹けばいいのに。 ・とらのコメント: とっても良い構図なのに、出版されなくて残念だったね、北斎さん。 023 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど ・重荷を背負って家路につく男、女に遅れながら、空を見上げて曰く: 素晴らしい満月が出てるぜ。 ・同く重荷を背負っている女が、振り返って曰く: 昔の殿上人のような寝ぼけたこと云ってないで、早く歩いてよ。 ・月を眺める鵞鳥曰く: 人間はいいなあ。俺たちはすぐにも殺されんだぜ。 このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに ・菅家曰く: 今度の旅では、幣をささげる代りに、錦繍の紅葉を捧げます。 ・お詣りしている宇多上皇と菅原道真を待っている牛車の牛曰く: あの言い訳でうまくいったかな。ちょっと心配。 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな ・鍬を担いだ農夫曰く: ヤ!鄙には稀な美人! さては、あの家に行くのだな。 ・顔を半ば隠した女性: ヤッパリ人に顔を見られてしまったわ。あの人に怒られそう。 ・お付きの女中曰く: だから無理だといったでしょう。 小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ ・貞信公曰く: 宇多法王のお望みのように、醍醐天皇が来られるまで、この見事な紅葉が散らずにもちますように。 ・醍醐天皇曰く: 父上のおっしゃるように素晴らしい紅葉だ。散らないで待っていてくれてよかったよ。 ・僧侶曰く: 本当にたすかりました。これもホトケサマの御心です。 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ ・北斎のつぶやき: こういった妄想男は援けようがないな。 028 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば ・源宗于朝臣曰く: 山里の冬は寂しさがつのるねぇ。人の訪れも絶えるし、草木も枯れてしまうから。 ・焚火にあたっている猟師曰く: 心配いらないぜ、旦那さん。俺たちには仲間がいるし、食べ物だってあるよ。 ・北斎のつぶやき: 食べ物のあるところ分かった? 家の中の鍋には雪が積もってるよ。 ・とらの発見: でも、家の奥の風呂敷包や藁包は食べ物じゃないの。だって、これらには雪が積もっていないよ。 ・北斎のつぶやき: 平成の人も結構目が良いんだ。 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 ・凡河内躬恒 030 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし ・壬生忠岑曰く: ばれたか。 ・女曰く: あれほど見られないように云ったじゃないの。 ・北斎のつぶやき: 天網恢恢疎にして漏らさず。 ・とらのつぶやき: 北斎に同意。 ©美術散歩 管理人 とら リンク [001-010], [011-020], [021-030], [031-040], [041-050], [051-060], [061-070], [071-080], [081-090], [091-100]
by cardiacsurgery
| 2012-05-11 13:24
| 浮世絵
|
ファン申請 |
||