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011
わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまのつり舟 ・小野篁曰く: 鮑採りの舟の漁師さん、「隠岐の島への配流の船は漕ぎ出していってしまった」と都の人に伝えてほしいんです。お願いします。 ・海女の舟の漁師曰く: お断りだね。貴人にかまっている暇はないよ。こちとらは、かきいれ時なんだ。 012 天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ ・僧正遍昭曰く: この歌は新嘗祭の翌日に宮中で披露される「五節の舞」を舞う少女たちを歌ったもので、少女を天女に見立てています。 ・北斎のつぶやき: 歌意の通りに描いたが、舞姫たちの顔は描かなかったよ。美人かどうかわからないからね。 筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる ・漁師たち曰く: こちとらは恋より鯉かな。 ・とらのつぶやき: ↓の手に持っているものは何なのよ。 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに ・孤独な旅人曰く: 山の彼方に幸いが住んでいますかね・・・。 君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 中納言行平 017 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは ・在原業平曰く: 川に落ちた紅葉が集まって、まるで、流れ止めの柵みたいになってるよ。 ・橋の上の女性曰く: あんた、ちょっとあそこを見てごらん。川の中の紅葉がとってもきれいよ。 住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ ・藤原敏行朝臣曰く: 長い序詞を付けたけど、「夜」ぐらいは、人目を避けずに私のの夢の中に現れてほしいっていうラブレターだよ。 ・樽廻船の窓からのぞく船乗り曰く: 「岸に寄る波 よるさえや」って、ひょっとすると、このことかも・・・。 019 難波潟 短かき芦の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや ・伊勢曰く: あなたは ほんのわずかばかりの時間もこんなに恋い慕っているわたしに逢ってくれないのね。このまま人生が終わっちゃうよ。 ・窓から外を見る女曰く: わたしの彼氏、いつまで待たせるの。これじゃあ、歳とっちゃうよ。 ・北斎のつぶやき: この女性はどういう人がわかる? ・とらの勉強: 「新春に瓦葺きしているからお妾さん」らしいと書いた本があったよ。 わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ ・元良親王曰く: 身体を滅ぼしてでもあなたに逢いたいな。 ・牛を曳く男曰く: この藁人形みたいなもの、けっこう重いんだよ。 ・牛曰く: 乗っているお方の気持ちを察して動かないようにしてるのだが、手綱を曳く男が気が利かなくて、やたら引っ張るので困ってるよ。 ・北斎のつぶやき: やっと分かったね。藁人形の頭の部分は、藁の間から覗けるように描いて、ヒントにしておいたんだが・・・。 ©美術散歩 管理人 とら リンク [001-010], [011-020], [021-030], [031-040], [041-050], [051-060], [061-070], [071-080], [081-090], [091-100]
by cardiacsurgery
| 2012-05-10 13:21
| 浮世絵
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