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ポロックはあまり好きだとはいえない画家で、展覧会でも彼の画の前はサラリと通り過ぎることが多かった。ということで、この展覧会もパスしようかと思っていた。
第1章: 初期 自己を探し求めて(1930-41年) ・アメリカ地方主義、とくに師のベントンの影響: うねるような《綿を摘む人たち》、1935年頃、オルブライト=ノックス・アートギャラリー蔵。 ・ネイティブ・アメリカン、とくにナバホの砂絵の影響: 《無題 蛇の仮面のある構成》、1938-41年頃、個人蔵。 ・ピカソの影響: 《無題 多角形のある頭部》、1938-41年頃、近美蔵; 《誕生》1941年、テート蔵。 第2章: 形成期 モダンアートへの参入(1942-46年) ・ポーリング(流し)・ドリッピング(滴り): 批評家クレナント・グリーンバーグの賞賛。 ・ミロの影響: 《ブルー-白鯨》、1943年頃、大原美術館蔵。 ・シュールやマチスの影響。 ・オートマティズム(自動筆記): マッソンが先駆。ポロックも「制作しているとき、何をしているか分からない」とのこと。ビデオでは、無心ながら細かい配慮がされた動作で制作(アクションペインティング)されていることが分かった。艶が出る速乾性ラッカーや耀きが出るアルミニウム塗料を使用。 ・《ポーリングのある構成Ⅱ》: 1943年、ハーシュホーン美術館蔵 ・《星座》: 1946年、イースト・ハンプトンに移ってからの明るい画。個人蔵 ・オールオーヴァー: 画面に中心がなく、均質なパターンで覆い尽くす。 ・《無題》: 1946年の、オールオーバーへの移行。黄色と黒。 第3章: 成熟期 革新の時(1947-50年) ・《ナンバー25、1950》: 緑地に朱・白・黒。 ・《インディアンレッドの地の壁画》: ・《ナンバー7、1950》: ・《カット・アウト》: 1948-58年、大原美術館蔵。3つの象形文字。右のものは変体仮名に似ている。 ・《黒と白の連続》: 1950年頃、ベネッセホールディングス蔵。5点組。棟方志功の板画を想起した。 第4章 後期・晩期 苦悩の中で(1951-56年) ・ブラック・ポーリング: 黒を中心とした地味な画。具象性への回帰。ポーリング(流し込み)→ステイニング(染み込み) ・《ナンバー11、1951》: ダロス・コレクション蔵。黒の他に褐色も。これも棟方志功的。 やはり一人の画家の回顧展は、その全貌を把握させる効用がある。ポロックの女性(母親ステラ、妻の画家リー・クラスナー、スポンサーのペギー・グッゲンハイム、画家志望の愛人ラス・クリグマン)関係も勉強した。 ポロックのアトリエが再現されていた。撮影OKだったので、係員に頼んで「とら」の後姿を入れて撮ってもらった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-03-12 11:25
| 現代アート(国外)
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