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宮廷の首席画家たゴヤが1年がかりで描いた国王一家13人の集団肖像画。
王は愚鈍でお人好しに描かれているが、本人はこれで満足していたらしい。ふと、現在の防衛大臣を思い出した(失礼)。 いずれにせよ、容赦のないゴヤの描写である。 この画の左側には、将来、王に背く皇太子やスペインの長期にわたる戦争の原因を作ったその弟の姿がある。 さらに、人選が終わっていなかったために後ろ向きに描かれた「皇太子の未来の花嫁」もいる。 後ろには、カルロス4世の姉マリア・ホセファ。 背景には、ゴヤの自画像も描きこまれている。《ラス・メニーナス》のベラスケスをまねたのだろう。 この画の右側には、国王カルロス4世の弟アントニオ・パスクアル・デ・ボルボーン・イ・サホニアが小さく描かれ、その隣にはカルロータ・ホアキナ、国王と王妃の2番目の娘でポルトガル王ジョアン6世の王妃。 右端にいるのがマリア・ルイーザ。これは国王と王妃の成人した7人の子供たちのうちの3番目。抱いているのが息子カルロスで、後ろには背が高くブロンドの旦那パルマ公ドン・ルイス。 カルロス四世の時代のスペイン王室は、フランス革命の恐怖をを知り、その後、実際にナポレオンの侵略を受けるという歴史の渦中にあったのであるが、そのことについてはゴヤ展の記事に書いた。以下に当該の文章を引用しておく。 ・フランスのナポレオン・ボナパルト皇帝の野望によって、1804年、それまで平和だったスぺインは、突然戦争と混乱の惨禍に投げ込まれた。フランス軍侵攻後のクーデターによって、1808年に、カルロス4世は退位し、息子のフェルナンド7世が即位した。その後ナポレオンによって、この2人の王は収監され、ナポレオンの兄ジョセフ・ポナパルトが即位した。このフランス支配に対して市民の反乱が勃発し、独立戦争(半島戦争)に発展した。その後の数年間、スペインは戦争の恐怖とたたかわなければならなかった。ところで、この画の背景に掛けられている大きな画には何が描かれているのだろうか。今回の番組でこの点に触れられなかったのはまことに残念だった。自分で、画像をいじってみると、ぼんやりと複数の人物像が浮かび上がってくる↓。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-02-23 11:59
| 国外アート
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