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しばらく極寒休眠中だった「とら」が美術散歩を再開した。題して「中央線美術散歩」とでもしようか。まずはミズマ・アートギャラリーへ。目黒にあった時に「山口晃 ラグランジュ・ポイント」展を見に行ったことがあるが、あまりに老朽化した建物なので、わが国の現代アートの問題点に眼を覆ったことを覚えている。
今回はしばらく前に移転した神楽坂ビル2階の新しいギャラリー。外階段を使っているところは相変わらずであるが、少なくとも清潔な感じがして、これならばアートを観る環境としては十分である。 中には三畳台目の茶室も出来ていて、中国風景らしい横長の画が掛けてあった。最近の茶会では古めかしい一行ものの書だけではなく、このように絵を掛けることもあるという。これは同行した家内の話。そういえば自宅での今年の初釜の床は《鉢の木》だった。 今日は、「焦点」展に関するブロガーたちの記事を読んで、最終日に出かけた。今回は全ての作品が22×27cmという小画面。「小さな部分に焦点を当て、そこから外に広がっている大きな世界を想像する作品たち」ということで展覧会タイトルを「焦点」としたとのこと。 確かに池田の作品のような細密画はこのような小画面にまとめたほうが、テーマが拡散せず分かりやすい。全20点と展示数は限られているが、その濃密さは驚くべきものである。新作の《Gate》はギャラリー入り口のポスターに使われていたので写真に撮った。 その他のお気に入りは、大きな水車のようなものとその上の小さな農夫たちの対照の面白い《farmer's tank》、廃屋となった病院から樹が生え、ベッドが出てくる《Hospital》、波頭を小さな人間が登っていく《波/wave》、太い樹の根っこの中の地底湖や骸骨の描かれた《地下の種/Seed of underground》など多数。 【参照】池田学@Mizuma Art Gallery 発想の豊かさと確かな技術力は、新しいシュールの世界を切り拓いている。この作家のますますの発展を期待したい。 昨日、この池田学と同年齢の三瀬夏之介の座談会があったという。色合いのまったく異なる2人なのでどんな話が出たのだろうか。どうせ両者の画集の出版社の作戦なのだろうから、このようなものに影響されず、それぞれ独自の道を進んでもらいたい。 そういうこともあって以前に三瀬夏之介の展覧会を見た「佐藤美術館」に足をのばすことにした。こちらの記事は別記とする。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2011-01-15 17:32
| 現代アート(国内)
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