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最近の新聞に「伊能忠敬が測量した地図など、国宝に2件 文化審答申」という見出しの記事が載っていた。 その一つは千葉県香取市・伊能忠敬記念館に保存されている伊能忠敬関係資料で、地図、文書・記録類、書状、器具など忠敬の測量や地図作製の具体的な方法を知ることができる資料群である。日本の測量史・地図史上の価値は高く、人物像も伝えているものである(文化庁提供の画像は→)
2009年4月に深川スポーツセンターで見た「完全復刻伊能図 完全巡回フロア展」(記事はこちら)に出ていた資料も含まれているのだろう。 一方、《越中国射水郡鳴戸村墾田図》は越中国射水郡鳴戸村(現在の富山県高岡市)に存在した奈良時代の東大寺の荘園の土地開発状況を詳細に記した絵図で、天平宝字3年(759)に作成されたものである。東大寺墾田図は麻布あるいは紙に書かれていて、その大部分は明治初年に東大寺から皇室に献納され、現に奈良正倉院に収蔵されており、他に諸家の所蔵に帰しているものもいくつかある。麻布を用いているため傷みを受けやすいが、本品は正倉院宝物の絵図などに比べても保存状態が良いとのことである。 今回の地図は、2008年に、東大寺から流出していたものが発見され、これをを奈良国立博物館が購入したということがニュースとなっていたものであるが、2009年には重文に指定されており、東博の特集陳列「平成21年新指定国宝・重要文化財」で見ることができた(記事はこちら)。これは富山県の(旧)射水郡鳴門村の地図で、わたしの母親の実家もこの射水郡大島村だったので特に興味を持って見た。 東大寺は、天平15年(743)に聖武天皇が東大寺大仏の造立を発願してから6 年後の天平勝宝元年(749)5月、東大寺寺家野占使の僧平栄や造東大寺司史生の生江臣東人を越前・越中に墾田地を求めて下向させたとのことで、20数面現存しているの墾田図の多くが近江国、越前国、越中国のものである。 (追 記) 平成22年4月27日(火)~5月9日(日) 東京国立博物館で「特集陳列 平成22年 新指定国宝・重要文化財」が開かれる。 ・淡彩哦松図(文化庁)
by cardiacsurgery
| 2010-03-24 11:03
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