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副題は「バーチャルリアリティで巡る、ウスペンスキー大聖堂」。2007年に東京都江戸博物館で開かれた「世界遺産クレムリンの奇跡 ロシア皇帝の至宝」展でこのVR作品は公開されているようだが、そのことにはチラシでも会場でも触れられなかった。別に隠すことでもないと思うのだが・・・。
1.概要: ロシアでもっとも大きく、古く、かつ重要な聖堂。皇帝の戴冠式もここで行われていた。この大聖堂は、15世紀、イワン3世の時代に改築されたもので、高さは38メートルに達している。ロシア正教の総本山で、「ウスペンスキー」とは「聖母の恵み」ということである。英語では、Assumption Cathedralとなっていた。場所は、クレムリンの壁のまっただ中。 中央に大きなシャンデリアがあるが、これはナポレオンが持っていった銀を取り戻して作ったものとのこと。ただしVRでは、見やすいように、すべてのシャンデリアを消してしまってある。イコノタスは、預言者、キリストの生涯、キリスト・マリア・12使徒の3列の構造↓になっている。 この聖堂には、椅子はなく、立ったまま、香をたきしめた中で瞑想にふけるという東方教会方式である。最後に、VRによって戴冠式の模様が再現されたが、これはオマケ。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-05-03 22:11
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